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社長メッセージ

技術力と開発魂で、
能登から世界へ食文化を発信していきます。

寛永17年の創業以来、弊社は創意工夫の積み重ねと独自の技術開発力の研鑽により、業界初、世界初となる数々のヒット商品を生み出してきました。明治40(1907)年に製造を開始し、既に100年ブランドとなっているちくわ。中でも、60年以上にわたるロングセラー「ビタミンちくわ」がその代表格と言えるでしょう。

さらに、広く世界に“スギヨ”の名を知らしめたのは昭和47(1972)年に開発された大ヒット商品、かに風味かまぼこ「かにあし」です。平成16(2004)年には本物のカニを超えたと評される「香り箱」を発売し、その技術力と業界への貢献から、スギヨは第45回農林水産祭で最高賞の天皇杯(水産部門)を受賞しました。魚肉練り製品以外でも、珍味製品をはじめ、惣菜や菓子、野菜加工品の生産にも枝を伸ばし、水産加工食品を太い幹とした開発型総合食品メーカーとして、一般消費者向けのコンシューマー市場と業務用の食品加工市場の二つにまたがる事業を展開しています。このような歩みを支えてきたのは、開発へのあくなき挑戦心と長年にわたる技術の蓄積、そして、創業の地であり今も本社機能と弊社最大の生産・開発拠点を置く「能登」の風土にほかなりません。世界農業遺産にも認定されている「能登の里山里海」がもたらす豊かな山海の恵み、伝統文化、当地ならではの食文化が、スギヨのものづくりの礎となっているのです。

平成19(2007)年からは、新たな挑戦として農業事業にも参入しています。能登のミネラル豊富な土壌で自家栽培した農産物を水産材料と組み合わせることで商品開発の幅をさらに広げ、同時に、担い手が少なくなりつつある地域農業の振興を図り、地域の活性化に寄与することを考えての決断でした。おかげさまで、農業参入は無事軌道に乗り、新しいビジネスモデルを築く、大きな可能性をもたらしてくれています。能登の風土の恵み、伝統の食文化と先進加工技術、弊社ならではの開発力を相乗させて、生まれた新しい「食」を世界へと供給する。そして、その利益を地域へ還元する。そのような循環型の事業の確立が今、実現しようとしています。

一次産業から三次産業までを複合した六次産業の賜物を世界の食卓へ。
能登に根ざしたローカリズムを世界へ広がるグローバリズムに直結させる、スギヨの挑戦にご期待ください。

代表取締役社長 杉野 哲也
株式会社スギヨ
代表取締役社長 杉野 哲也