story
失敗で見つけた新世界
1972年、能登の小さな開発部屋で世界初のカニカマが誕生した。のちに、世界中で食べられるようになるとは、そのころ夢にも思わない。そもそも、カニを作ろうとしていたわけではなかった。
1640(寛永17)年創業、石川県七尾市にある水産加工会社、株式会社スギヨの専務・杉野芳人と開発主任・清田稔たちは、人工クラゲの開発を目指していた。しかし、どうやっても最後の最後でうまくいかない。それでも試行錯誤する中で、あることを発見する。クラゲの失敗から生まれたこの発見こそが、誰も思いもしなかった「カニカマ」の誕生へとつながっていく。
1640(寛永17)年創業、石川県七尾市にある水産加工会社、株式会社スギヨの専務・杉野芳人と開発主任・清田稔たちは、人工クラゲの開発を目指していた。しかし、どうやっても最後の最後でうまくいかない。それでも試行錯誤する中で、あることを発見する。クラゲの失敗から生まれたこの発見こそが、誰も思いもしなかった「カニカマ」の誕生へとつながっていく。

