初午とは2月最初の“午の日”のことです。和銅4年(711年)のこの日に稲荷神社のご祭神が降り立ったと云われ、お参りすると運気が高まるとされています。諸説ありますが、その日が2月11日といわれている由来から「初午いなりの日」として記念日登録もされています。稲荷神社のお使いとされる“狐”のご利益にあやかり、その日に狐の好物とも称されるキツネ色の油揚げ(＝いなり寿司)を食べ、願掛けを行うとされています。近年では2月11日の記念日に合わせて、全国の食品スーパーやコンビニエンスストア、デパ地下の食品売場等で四角、三角などさまざまな形や大きさ、特徴ある味の「いなり寿司」が登場しており、その盛りあがりが近年注目されている祭事です。